みなさんこんにちは!
前回に続き、今回はもう少し具体的な数字を出しながら総合型選抜について深掘りしていきます。
前回の記事では「総合型選抜において高い評定が必要ない場合が多い」と話しました。評定は最優先ではないのなら、なにが重要視されるのでしょうか。
すごく簡単に言うと「大学にとって欲しい人かどうか」です。
そのため、提出書類には活動報告書(高校生活で頑張ったこと)や学習計画書(大学に入ったらしたいこと)を提出したり、実際に大学の講義を受けてレポートを書いたりします。これにより、みなさん1人1人に丁寧に時間をかけて評価します。大学に行きたい理由がはっきりしている、または部活動やボランティアを頑張ってきたという生徒にはピッタリですよね!
一般入試との簡単な比較表を作ってみました。
一般入試 | 総合型選抜 | |
時期 | 高3 1月~3月 | 高3 9月~3月 |
選抜方法 | 学力試験 | 書類選考・面接・小論文・グループディスカッション・学力試験などからいずれか |
評価方法 | 学力試験の点数 | 学習に対する意欲、目的意識などを総合的に判断 |
!?一般の勉強に加えて小論文の対策なんて、そんな時間ないよ!
少し考えてみましょう。大学の一般入試は2~3月ですよね。共通テストは1月中旬です。高校3年生は年越し番組を我慢して勉強すると思います。受験生には時間がいくらあっても足りなく感じます。
でも多くの総合型選抜は10月に選抜され、合格発表はなんと、11月が多いんです!
なんとクリスマスにもお正月にも間に合います!高校最後の思い出を作る時間が一般入試より多くなりますね。後期受験まですると合格発表は3月末で、4ヶ月の差があります。英検の勉強をしたり、苦手だった教科の復習をしたり、はたまた受験のプレッシャーから解放されてかねてからしたかったことにチャレンジもできます。
ちなみに、私は後期受験までしたので合格発表の後に急いで一人暮らし先を探しに行って、すごく慌ただしかった記憶があります。。。合格発表が近かったらそんなことにはならないですよ!
総合型選抜っていいことばかり?
ここまで一般入試と比べて良い面を話してきましたが、もちろん総合型選抜にも頑張りどころがあります。合格発表が早いということは、その分出願も早いということです。出願開始は主に9月から始まります。
つまり夏休み明けすぐには提出書類を仕上げておかなくてはいけません。英検の結果もここまでに出しておきます。面接もグループワークをもとにした内容や、テーマを与えられてその場でプレゼンテーションするパターンがあり、対策を始めないといけません。
いかがだったでしょうか。今回お話したことは総合型選抜についての一部です。みなさんがこの記事を読んで総合型選抜に興味を持ってくれたら嬉しいです。何をしたらいいかわからなければ、お気軽に大学受験のTGまでご相談ください。大学受験のTGでは生徒1人1人に合わせて総合型選抜の対策をおこなっています。